本質とは

唐突ですが、「本質」って何だろうと考えてしまいました。
以下また勝手な考察(愚考)なので、間違ってたらすみません。


本質を知るということはあらゆるシーンでかなり大切な作業だと思います。
ものごとの本質を知ろうとするとき、まず対象を正確に観察しようとすることから始まると思うのですが、観察するときに自分の意見とか好みとか主観を入れてはいけないんですね。これがまず難しい。
人間には無意識に自己の経験や好み、偏見、思い込みなどといった主観というフィルターを通してものごとを見るクセがあるので、自己の主観と完全に切り離し、対象物の純粋な情報を取り出すのは不可能だと思っているのですが、それに近い情報を把握することはできると思います。
なので、観察するときはでき得る限りの客観性を保たなければならないのですが、必要以上に自分の直観を否定しなくてもよいと思います。直観も大切な要素です。
さらに、観察によって得た情報群を整理して、相互に関連付け、かつ自然法則等の一般原理から演繹的に導き出される結論と相互に検証した上で新たに見えてくる情報がいわゆる「本質」に近いものかなーと勝手に思っています。

直観力に優れた人はたいして時間をかけずに「本質」を見抜くことができるかもしれませんが、経験的に蓄積された情報量と情報整理力、情報同士を関連付ける発想力と結論を導きだす推論力を強化することで、それも可能になってくるのかもしれません。


ごく稀にですが、丹念に観察していったときに「なぜこうなのか」から、「なぜこうでなければならないか」という『理由』がふと見えてくることがあります。
いつもできているわけでないし、的外れなときもかなりあるのですが...。
何はともあれ、一朝一夕では無理なので、毎日が訓練です。

というか、いつもこんなことを真面目に考えてやっていたら頭おかしくなってしまいそうですね。
たまーに自分に思考回路のクセを知るために思考実験してみる程度でいいかもしれません...。